ミンソサにとっての杖



はじめに

ミンストレルやソーサラーを担当する人間(以下、便宜的にミンソサと呼称する)は、味方の戦力を強化し、相手の戦力を下げることを目的とする。したがって、この原則に従った装備編成をすることになるが、杖を入れる場合も同様に、バフとの兼ね合いを考慮する必要がある。杖の性質は以下のようになる。

杖の性質

杖のコロシアムスキルは、(A)単体回復(B)2体確定回復(C)1-2体回復の3つに分けることができる。これに加えて、(D)バフ効果が付随することがある。補助スキルは、(a)回復支援(b)バフ効果(c)魔力供給(d)デバフ効果がある。そのため、(A)から(C) + (D) および、(a)から(d)の組み合わせによって杖の性質が決まる。ただし、(d)はシップで攻撃しているときなど、限定的な条件で発動されるため、実質的な補助スキルは3つになる。

ヒーラーとの違い

ヒーラーが杖を使う目的は、シップ行きの阻止である。それに対して、ミンソサもシップ行きが阻止となるが、あくまでもバフデバフに重きを置く。したがって、杖を使う目的も自ずと異なってくる。つまり、バフやデバフの効果を殺さず、味方を生かすことである。ミンソサにとっては回復量は重要ではない。むしろ、杖を入れた分、相殺されるバフデバフの数値を気にかけるべきである。

どの杖を入れるべきか

一般的なヒーラー、特に回復量を気にするヒーラーは、2体確定回復+回復支援を勧めることが多い。しかし、杖を装備できる本数やバフ効果が相殺されるリスクを考えると、これは必ずしも有効に働くことはない。楽器や本を使用しても、回復支援は乗らないからである。前述した観点を考慮すれば、(1)バフ効果が期待できること(2)蘇生ができることが重要だった。そのため、この目的に応じた杖を積むことが必要となる。つまり、コロシアムスキルでは2体確定回復 + バフ効果、補助スキルではバフ効果が期待できる杖の使用が理想とされる。回復量を増やすわけではないため、回復支援は2の次になる。