ヒーラーとは、味方のHPを回復するジョブである。
「タゲをつけないから楽」「HPを見るだけのお仕事」
タゲなしでヒールをするのは正直に言って楽だし、
ヒーラーは回復がすべてではない。むしろ、
結論からいえば、ヒーラーは試合の流れを読む職人である。敵がどのタイミングで、 どのように攻撃するのかを予測する。それに伴って、味方のHPを監視する。そういった監察役の機能を果たす。常に味方と敵の様子をみて回復するのだ。そして、神魔のカウントが始まれば、神魔に使う武器を調整して、回復する。調整するというのは神魔を取るためにだけではない。カウントのために回復をとめ、わざとシップを落とすこともある。タゲについても状況によって付けたり、つけなかったりする。そのような戦況のバランスを取るのがヒーラーである。
ヒーラーは2種類いる。メインヒーラーとサブヒーラーである。回復量を重視するのが前者で、後者は若干のバフもサポートする。つまり、同じ回復役でもそれぞれの役目は異なる。文字通りの回復一点張りでコロシアムに望むこともあれば、ミンストレルのバフを補助していくこともある。ミンストレルやソーサラーのバフデバフを目指すわけではないが、バランスヒーラーとなると、彼らの不足部分を補強するようになる。このように、ヒーラーという存在は多様である。決してどれもが同義ではなく、多彩な顔を持っているのである。以上、ヒーラーについての概観を述べた。