杖の装備編成の観点



杖のメインスキル

杖の編成を考える。まずはメインスキルからであるが、これは1-3体回復、2体確定回復、単体特大などがある。複数体の回復を優先したい場合は「恵みの福音(Ⅲ)」を、単体特大回復を優先したい場合は「癒しの光(Ⅳ)」を優先させて装備する。それらのメリットやデメリットを考慮すること。

ただし、どちらのメインスキルがいいのかについては、今後の可能性を考えて優劣は決めないのがよい。今は2体確定が最強だという説があるが、今がこれが最強のスキルだといっても、今後の仕様変更や流行によってこの常識が覆る可能性がある。そのため、常に可能性を捨てず、装備を考えるのがよい。

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杖のスキルの基本知識
1-2体回復の杖について

バフを考える場合

バフ杖の解説にうつる。神魔用に合わせる場合、とくにメインヒーラーではない場合は杖のバフを考慮するときがある。しかし、ただやみくもに入れても、味方前衛の戦力を強化するものでなければ効果はない。バフは味方の装備に依存する。たとえば、味方が物理に寄せていたら物理のバフがあるスキルを選択する。こういった配慮が必要になる。

では、メインスキルの構成はどうするか。ここで目安とするのはスキル倍率と装備比率である。具体的には、自分がその楽器を使ったときの半分くらいの数値、少なくても3割以上の数値が出せるバフを目安とする。どの程度のバフが適切かは個人差は出てくると思われるが、重要なのはミンストレルの貢献度からみた視点でバフを盛り込むのではなく、あくまでもそれをサポートする役割として、つまりクレリックの視点からバフが考えられることである。たとえば、ミンストレルで6000の攻撃バフを出したとする。この場合、バフ杖の合格ラインは2400とするなど、サポート役としての十分なバフ量を決めておく。

また、杖の3割がバフ杖であるのなら、その3割のバフが引き出せるようにメインスキルを考慮する。100パーセント引き出すのではなく、30パーセントのバフが無駄にならないように編成を考えることが重要である。これは数値としては実感しにくい。しかし、たとえ30パーセントであっても、決して無駄にならないように編成することを心がける。このように、スキル倍率とバフの比率、そして回復がうまく噛み合うように装備を編成する。雀の涙といってバフを軽視するのではなく、限られた装備の中からバフの力を引き出す。

バフ杖のスキル倍率について

バフのメインスキルは大別して「攻上の〜」「防上の〜」という名前で始まる武器がある。前者は攻撃バフで、後者は防御バフである。これらの効果は名前の通りであるが、だからといって、スキル倍率が同じかというとそうでもない。つまり、攻撃バフのスキル倍率が0.3で防バフが0.5であり(2018年10月現在)、武器使用時の期待値が防御バフの方が高くなるためである。逆に、攻撃バフ中心にすると、期待値が下がる。

楽器や魔書を積む場合

楽器や魔書との組み合わせにうつる。基本的なコンセプトは、楽器は味方に、魔書は敵のジョブに合わせることである。この考えに沿って装備編成を行うことが必要であるが、魔書と杖の相性は正直悪いといってもよい。楽器についてはバフ杖があるほど相補性があるが、魔書と杖をお互いに補えるようなスキルは現在のところないため、ギルメンと話すなどして装備する魔書を考えておく。

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物魔対応表(楽器)
物魔対応表(魔書)

補助スキル

補助スキルの編成にうつる。これはコロシアムを繰り返すにつれて、適切な比率を調整していくと思われるが、もしわからなければメインスキルの比率に合わせてみること。たとえば、杖を16本装備し、残りの4本を楽器にしている場合、回復支援を12本にして残りの4本を補助支援にしてみる、など。そこから調整かけていくなどの工夫をしてみる(調整の仕方は、装備チェックツールを使って行うこと)。

ただし、ここで注意しておきたいのは、補助スキルの比率を量ではなく、発動率という確率に置き換えるという考えである。ここで、回復支援の発動率は11.50(Slv15)、14.50(Slv20)であることに注目する(ぷうさんとひつじさんのデータから)。この発動率の個数に応じて、回復支援の乗った回復量が安定しやすくなる。そのため、回復支援の乗った回復量をどこまで許容するか、つまり、オーバーヒールをどこまで許すか、また、バフの程度をどれくらいにするかを踏まえた上で編成することが重要になってくる。