武器のランク付けの方法



はじめに

武器のランク付けをする人を見かける。他のシノアリスのサイトも同様に、何事も順位づけておすすめの武器を紹介しているものがある。何々が最強武器だとか、何々が一番いいとか。しかし、こういった紹介系のデータには注意してみる必要がある。これは基準によって、武器の良し悪しが異なってくるからである。たとえば、楽器の場合、攻撃バフと防御バフの2種類があるのにそれらを一緒くたにして評価をする人がいたら、それは適切な基準でしているとは言い難い。むしろ、本当に考えた上で評価をくだしているのか疑いたくなる。では、どのようにランク付けを行えばいいのだろうか。もしくは、参考にしたらいいのだろうか。実は、定性的な見方と定量的な見方がある。

定性的な見方

定性的な見方は、簡単にいえば直感である。感覚的な見方と言い換えることもできるだろう。ようするに、その武器を実際に使ってみた上での感触であり、考え方である。「この武器はあまり効果がないな」と思ったり、「これはいいかも!」と思ったりする。それをありのままに感じること。つまり、どのようにその武器を使っているのか、実際の戦況をイメージして捉えることである。

定量的な見方

定量的な見方は、データを掘り下げた見方である。具体的には、「メインスキルがこうだから」「補助スキルは何々だから」というものだけではなく、この楽器や魔書は物魔のどちらに適しているか。それらのスキル倍率はどれくらいで、期待値からみてどうなるか。はたまた、2体確定回復なのかどうか。など、一部だけではなく全体を含めた上での評価である。いわゆる、その武器にまつわる情報をカテゴリーや数値によってとらえることである。

まとめ

このように、データを見る際には定性的な見方と定量的な見方があることを解説した。では、どちらの見方で武器のランキングをつくればいいのかor参考にするべきか疑問に思うのかもしれない。しかし、実はこれらは独立して捉えるものではなく、統合して見るものだといえる。つまり、これらの見方はそれぞれ矛盾した見方ではなく、お互いに補い合いながら捉えるべき見方なのである。理論だけで考えても実戦に活かせなければ意味がないし、実践だけで理論がともなわなければ同様に意味をなさない。つまり、双方の観点を踏まえた上で、武器のランク付けがされる、参考にするのがあるべき姿なのである。

とはいっても、すべての人が該当の武器を持っているわけでもないし、判断に難しいところはあるだろう。その場合は、本職であったり、背景知識を持っているかどうかも基準になってくる。それらを鑑みた上で判断するとよい。